先般の国会では任意国民年金未納問題で曝露情報に翻弄され制度論議は何も行われないまま終わりました。最後に政党の依頼で国会議員未納者リスト情報を流した厚生労働省官僚が大量処分されました。しかしこれは政党特に民主党の管元代表(元厚生大臣という立場利用)が官僚を利用しただけでなく、国民年金問題を実にくだらない問題にすり替えて国民の目から逃れる目潰しの術を考案した悪知恵もの(厚生労働官僚)の仕組んだ芝居です。
さて問題を本論に戻して国民年金が危機に陥っている真因を考えようではないか。そうでないと誰かが私たちの年金を食いつぶしているかもしれないからだ。国民年金の未納者はH14年度で37%と言われていますが、厚生労働官僚はその原因を若者の納付率が悪いだのとか小子化のせいにすり替えようと必死です。本当かなと考えてください。年金制度の崩壊は本格的な少子高齢化時代の前に始まっていたのです。年金の積み立て額は厚生年金と国民年金分を合わせて2002年現在で140兆円もあります。ところがそれを減らしているやつがいるのです。厚生労働省の外郭団体(特殊法人)である年金資金運用基金だ。この天下り官僚(ほとんどが元厚生労働官僚)でなる特殊法人がやらかした大失敗を以下に列挙します。
これに懲りずにというかまったく反省もせず、年金資金運用基金は2008年より積立金の全額を運用できることを企てています。まさに親の財産全部を賭場へ持ち込む極道息子です。彼ら官僚は今までの損金を穴埋めするため、全財産を担保にさらに大きな博打に出ようとしています。いままでこのようなやり方で起死回生した例はありません。やめさせなければ日本は破綻です。政策の失敗それだけではありません。彼ら法人の理事は官僚を辞めるときに退職金を既にもらっており、法人時代には年収2000万円、退職金1億円をしっかり懐に入れているのです。無能無才にしてこの高給取りを許して良いわけがない。
官僚の悪行を曝露した内部告発者の本を紹介する。