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寺岡弘文著 「輝くいのち」 
群羊社 (2011年3月 ) 

「いのち」をやさしく語る生命科学者

本書を手にして、半日ほどで読み終えた。専門分野の最前線を易しく語るという生命科学の啓蒙書でもない。生命科学者が人のいのちを語るという本である。著者の寺岡弘文氏と私は京都大学理学部化学科の同級生(昭和42年学部卒業年度)であった。卒業以来まったく音信はなかったが、ある時期(50歳代)から、東京近辺にいる京化卒業生(昭和42年卒)の同窓生(最大で15人ほど)が年1回集まって、近況を語り合って飲む会でご一緒する機会が増え、今ではほとんどの同窓生が定年を迎えた。東関東大震災の起きた年の翌年に集まった時、寺岡氏が最近本を出した時の苦労話を聞いた。本書が刊行されて2年半ほどたって、ふと「隣は何をする人ぞ」という気持ちで読みたくなった次第である。寺岡氏の経歴も何も知らなかったが、本書巻末およびPCグーグル検索で彼の研究歴を調べてみた。氏は1944年福井県生まれで、1963年福井県立藤島高校を卒業、京都大学理学部に入学し、1967年化学科(生化学講座)を卒業(京都大学理学部は一括入学し、2年後に専攻科を決めるというシステムであった)、1972年理学研究科(大学院化学科専攻)を卒業、1973年富山薬科大学の助手となり、1975年東京医科歯科大学難治疾患研究所(病態生化学)助教授、98年同教授になり、2010年定年退職した。現在は同大学名誉教授、非常勤講師、(財)若狭湾エネルギー研究センター協力研究員である。専攻はDNA修復機構や再生医療の研究に従事されたという。あえて研究分野といえば、経歴からして生化学、細胞分子生物学である。理学博士で医者ではありません。基礎医学とかミクロ試験管内医学というアプローチである。東京医科歯科大学難治疾患研究所のウエブサイトから氏の研究内容を紹介する。大きくは2つの研究内容に分かれる。一つは若いころからの研究テーマである、DNA代謝(複製、修復、組み換え)と細胞の諸相(増殖、休止、分化)との関連から、DNA代謝不調によって生じる疾患の解明と診断治療に資することを目的とする研究である。DNA2重鎖切断DSB損傷応答のシグナル伝達機構とDSB修復機構は諸々の蛋白質が関与する複雑な工程であるので専門外にはなかなかややこしい。もう一つの研究テーマは肝細胞の再生移植医療に、サルES細胞、人臍帯血からの肝細胞系への分化誘導・増殖制御を目指した研究である。前者の研究はまさに分子細胞学的の研究で。後者の研究は再生医療の最先端であるが、いま注目のiPS細胞との関連と独自細胞系の開発の行方が期待されている。本書は生命科学の知識がなくても読めるが、生命科学の知識を求める人には不満足な気持ちが残るだろう。そういい意味で本書は生命科学の本というより、生命科学を基盤として「いのち」をそして人と世の中を総合的にみるということであろうか。いのちのもろさ、尊さ、やさしさなどが伝われば著者の目的は果たされたといえるだろう。本書の副題である「女性と子供と男の生命科学」という言葉にも著者のやさしいこころが表れている。本書は第1章「生命」、第2章「人」、第3章「食」、第4章「病気」、第5章「健康」、ここまでは生命科学を基盤とした話ですが、第6章「しあわせ」、第7章「愛」の2章は人生論や環境論に関します。内容は極めて平易に書かれているので敢て解説する必要もないくらいであるが、著者が言いたかったことを考えてみよう。

1) 「生命」

137億年前にビックバンから宇宙は誕生したといわれ、90億年ほど前に太陽系が形成され、46億年前に地球が誕生しました。そして38億年前この地球に原始細胞という生命が誕生しました。28億年前シアノバクターという太陽をエネルギーとして光合成機能を持つ生命が生まれ、炭酸ガスを吸収して酸素をだすので、地球上の大気に酸素が蓄積し始めました。20億年前核を持つ真核バクテリアがうまれ、10億年前多細胞生物が生まれ、5.5億年前生物種が爆発的に増加した言われます。そして5億年まえ脊椎動物(魚類)が誕生し、3.6億年前に両生類が陸に上がりました。哺乳類の誕生は2.2億年前で、700年前に猿人類から人類が誕生し、20万年まえに原生人類〈ホモサピエンス)が生まれました。そして地球上に文明ができたのが約5500年前のことです。産業革命によって物資生産と人口が爆発的に増加したのは200年前のことです。核分裂からエネルギーを取り出すことに成功したのは75年前のことです。生命の基本単位は細胞です。ヒト(生物種としての人はカタカナでヒトと書きます)は一個の卵細胞に生命が宿って、細胞が分化して誕生のときは約30兆個の細胞となり、成人は60兆個の細胞からできています。生命は細胞から成り立つとすれば、ウイルスは遺伝子とタンパク質膜からなりますので生物とは言えませんが、ウイルスは宿主細胞を利用して増殖しますので、半生物と言ってもいいでしょう。細胞の基本的特徴は、@遺伝子DNAを持つ、A20種のアミノ酸からなるタンパク質を持つ、Bブドウが栄養源である、C生体エネルギーとしてミトコンドリアで合成したATPを利用する、D脂質2重膜でおおわれていることです。生物は遺伝子組み換えによって多様性を作ることができ、自己修繕・自己修復ができます。そして生物は必ず死にます。死ぬように運命づけられています。がん細胞はこの運命の機構が外れてしまった「悪性新生物」のことです。生命の基本設計図は細胞核の中にある遺伝物質DNAに記されています。細胞の分裂期に染色体(色で染めて光学顕微鏡で見られるという意味)が表れます。ヒトの場合は母親が22本の常染色体とX染色体からなり、男の場合は22本の常染色体とX染色体(女)かY染色体(SRY男遺伝子)を含みます。卵子と精子の結合で染色体の組換えが生じ、XXなら女、XYなら男が生まれます。精子を遠心分離するとY型とX型のぶんりができるので「男女の産み分け」も可能です。遺伝物質DNAは2重らせん構造をしていて、細胞分裂のとほどけて2倍体になります。ヒトの全遺伝子構造は約30億塩基対からなり、3塩基対で20種類のアミノ酸情報を規定します。DNAはいったんRNAに転写され、RNAはリゾソームという細胞機能体に移動してタンパク合成(翻訳)が行われます。これを生物学のセントラルドグマといいます。遺伝子情報とはこのようにタンパク質(酵素、ホルモン、筋肉など)のアミノ酸配列を決めているが、糖類、脂肪などの生体活性物質は外的摂取か体内代謝で作られます。地球上の生物は大別すると、菌類、動物、植物、真正細菌、古細菌に分類されています。地球上の多くの生物の生命維持は、植物が光合成で作るブドウ糖という栄養・エネルギー物質が根幹です。世界中で生物の生存環境が人の活動によって急速に悪化しています。もはや維持困難、再生困難な状態です。埋蔵エネルギー物質の枯渇も目の前に迫っています。

2) 「人」

一個の卵子細胞が精子と結合してから分裂を開始し、機能別組織に分化してゆく過程はプログラム化されており、しかも生物の進化過程に沿っています。一つの細胞から始まった生命が進化の過程でひとつづつ機能を追加して、生物種を確立してゆく過程が分かります。途中の過程でとどまって生存環境変化で生きられなかった種は絶滅したのでしょう。このプログラムは神が作ったのではなく、進化の過程で獲得していった形質のランダムな蓄積と生存率の気の遠くなるような長い時間の選択圧力の結果であります。それが生命誕生と分化増殖過程で1から再現されてゆくのです。何億年の進化を数か月でたどる旅が分化過程です。人には不必要な組織細胞は死んで無くなるようにプログラム化されています。成人の細胞はどんどん更新されてゆき、垢のように分解されます。細胞の寿命は数日から1年以内で体の細胞のほとんどは入れ替わります。受精で精子が持つ核遺伝子だけが卵子の核遺伝子と組み換えを行います。従って子供の体細胞は母親由来です。ミトコンドリア(核遺伝子とは違った独自の遺伝子を持つ細胞器官)のDNAの塩基配列の変異を調べることで、母親の始原は約20万年前の東アフリカの女性にルーツを持つことが分かりました。ヒトのイブの誕生です。生物はなぜ雌雄の別があるのでしょうか。バクテリアでは無性生殖があり、魚類では環境で雌雄が決まる種もありますが、高等哺乳動物では厳格に雌雄は別体です。ヒトの場合遺伝的には女が基本型で、男になるにはY染色体が必要です、XY染色体の「男」でも性徴があらわれるには男性ホルモンのシャワーが必要です。それが足りない男はホモとなります。ヒトはなぜ死ぬのでしょうか。ヒトは生物学的には120歳mでは生きられるとされています。植物やバクテリアには明確な寿命がありませんが、坊物には分裂寿命といって、染色体末端(テロメア)のDNA鎖が分裂毎に短くなり一定の細胞分裂を経て休止状態(老化死)に至るからだといわれています。ヒトの子供は生まれてからかなり長い年数は哺育が必要です。母親には「子育てホルモン」という脳下垂体の分泌するオキシトシンが働いて、子育てに精を出します。ヒトには世代間の智恵の伝達といわれる「おばあさん仮説」があります。サルの場合閉経後の老いたサルは存在しません。ヒトのほうが進化の一日の長があるようです。天皇の万世一系ということは生物学的にどういう意味でしょうか。遺伝子は親子で半分受け継がれます。半分は母親由来です。10世代(1世代20年として200年)で遺伝子濃度は1/千、100世代(2000年)で1/100万の遺伝子濃度となります。まるで他人です。DNAレベルではヒトとチンパンジーの塩基配列の違いは1.23%、人の個体差は0.1%です。これで能力の差を説明できるでしょうか。「氏より育ち」という教育・環境面の力の大きなことが暗示されます。日本人とは何でしょうか。少なくとも民族的な意味では「日本人」は存在しません。まちがっても「種」ではありません。優生学でいう優等民族とは嘘っぱちです。アメリカ国民はいても「アメリカ人」は存在しないことは自明です。日本に在住する人びとのルーツは北のツングース系、南のポリネシア系といった「縄文人」に、稲作をもたらした中国からのモンゴル系が「弥生人」が混血したものでしょう。九州と四国の人に成人白血病が多いことから、成人白血病ウイルス遺伝子を持つ南方系の人が来たことが分かりました。単一民族と単一民族国家は虚妄です。政治的イデオロギーに過ぎません。交雑可能は一つの種だとすると、地球上の人はすべて人類という一つの種です。

3) 「食」

スペンサーの教育の三育主義とは知育徳育・体育ですが、寺岡氏はそれに食育を加えます。2005年「食育基本法」が成立し、食育によって心身を培い、豊かな人間性を育むことを目指しました。人間の基本的な性格は3歳までに決まってしまうようです。ですから家庭教育が重要視されることになります。3歳までは幼児教育と称する下手な教育はしない方がいい。幼児には観察力と体験や経験が非常に重要であるので、テレビなどを長時間視聴していると自閉症の発症に関係する。妊娠している母親が無理なダイエットをすると胎内の胎児は飢餓に近い状態となり、成長に必要な物質が作れなくなる。若い女性の食を通した教育が喫緊の課題になりつつあります。ヒトの体の代謝回転は、解糖系とクエン酸回路を中心にして物質が関係しています。糖質、タンパク質、脂質が互いに変換可能です。代謝系では酵素が関わる化学反応です。中でも肝臓では約500種類の酵素反応が働いています。ヒトの体内の体温、血圧、血糖値、体液の状態は大きく変化しないように維持されています。これを恒常性ホメオスタシスと言って神経系、免疫系、内分泌系が共同して働いているおかげです。血液中の糖分は体の細胞にブドウ糖を運搬していますが、最近糖化ヘモグロビンHbAlcが注目されていますが、血管壁、神経、腎臓などの蛋白質も糖化を受けると、動脈硬化や壊死、失明、腎不全など糖尿病特有の随伴病が顕在化します。食物のカロリー計算は一応参考になり、糖尿病や肥満には重要な指標となります。しかしカロリー計算は良質の食事(低質の食事とはジャンクフードのこと)をしていればそれほど気にする必要はありません。幼児の栄養環境は極めて重要です。体に必要な物質を与えていれば健康に育ちます。日本の「和食」が2013年世界無形文化遺産に登録されました。世界一の長寿国の自然なダイエット食に注目が集まっています。体にいいといっても外人みたいに大量に食べてはなにもなりません。食事が充実していれば、ビタミン、ミネラルなどを健康補助食品から摂る必要はほとんどありません。サプリメント好きなアメリカ人に倣って、大量にとっても必要量以外は排泄されるだけです。

4) 「病気」

細菌、真菌、ウイルスなどの病原体による感染症は、古来人類の生存を脅かしてきましたが、ワクチンの免疫療法と抗生物質、抗ウイルス剤の開発により劇的に改善されました。地上から無くなった病原菌もあります。1919年にフレミングによって発見されたペニシリンは戦後の日本の医療を一変しました。死の病と言われた結核も簡単に治るようになりました。感染症予防と乳幼児死亡率の低下によって、そして食生活によって日本人の平均寿命は世界一になりました。免疫に関与するリンパ球には抗体をつくるB細胞と病原体を攻撃するT細胞の2種類があります。免疫システムが正常ではなくなって自分自身の細胞を攻撃すると、膠原病などの自己免疫疾患となります。血液中の抗体にはIgG、IgM、IgD、IgA、IgEの5種類がありますが、ほとんどの免疫反応にはIgGが、IgMは免疫の初期に、IgAは腸管の粘膜防御に、IgDは抗体生産に誘導に関わります。アレルギー疾患(花粉症、ぜんそく、アトピーなど)にはIgE過剰が関係します。IgGとIgEは相対関係にあり、どちらかが多いと片方は少なくなります。無菌や衛生状態がよい環境ではIgGが作られなくなり、反対にIgEが蚊上に作られます。だから抗菌グッズや過敏無菌志向はアレルギーの原因ともいえるわけです。病院など抗生物質が大量に使われる環境では、耐性菌MRSAが繁殖しています。余計に始末が悪くなっています。安全な薬はありません。すべての薬には危険な副作用があります。病院で老人たちが山ほど薬を貰って来ますが、却って健康を害していることになります。3種以上の薬を出す医者はやぶ医者だとみていいでしょう。薬を辞めるのも治療の選択肢です。ここで寺岡氏は薬害と公害の歴史を紹介してゆきます。サリドマイドの催奇性、除草剤ダイオキシンの奇形児、森永ヒ素ミルクによる乳幼児死亡、整腸剤キノホルムによるスモン病、水銀による熊本水俣病、新潟水俣病、薬害エイズ、薬害C型肝炎、イレッサ薬害、ヤコブ病、抗ウイルス剤による行動変調など数え上げるときりがないほどです。その際製薬会社や化学会社は病気の原因物質が疑われると「科学的根拠がない」と言って責任回避をし、厚生省は制約会社と共犯関係にあって、いつも対策が後手後手にまわっています。適切な使用禁止の手を打てば救われた命が数多くあります。日本の行政はいつも人が大量に死なない限り動こうとはしません。ガンは怖い病気でしょうか。遺伝子の異常によって細胞が無限増殖の機能を得たものをガンと言います。4つの遺伝子導入によって分化能を得た細胞をiPS細胞と言います。ですからガン細胞は増殖のブレーキとなる抑制遺伝子、増殖を加速するがガン遺伝子がともに異常になることです。遺伝子に傷がつくことからがんは発生しますので、蓄積確率からして老人がガンになることは仕方ありません。ですから老人はがんと闘ってどうなるものでもありません。また病気を治す力を自然治癒力と言いますが、医者にかかれば病気が治るわけではありません。風邪を引いた程度で大病院へゆくことはやめましょう。超常科学・似非科学・迷信などに迷わないようにしましょう。それには各自がそれなりの医学常識を持たなければなりません。

5) 「健康」

マスメデァでは肥満=醜、細身=美といった価値観を増殖させているようです。本当はぽっちゃり気味は古来日本の美人型であったようですが、ファッションショーに毒されたのか痩せたツィッギーが理想の型になったようです。食欲は食欲抑制に働くレプチンと、食欲増進に働くグレリンで調節されています。食欲を抑制せずレプチンを飲む馬鹿なご婦人がいるようです。男の美学と身だしなみは心の持ち方として重要です。若い時は健康第一ですが、有終の美を飾る60代から90代こそ男はおしゃれをしなければなりません。心は脳の神経細胞のネットワークにあることは今や常識であります。そして心はほぼ3歳ごろで決まってしまうのです。できる限り栄養豊かな食事をし、遊び、5感を養い、豊かな情緒を育てることが大事です。親はそういう環境を整えてください。パスカルは「人間は考える葦である」といいました。弱い存在で、短い寿命しか持ちませんが、考えるからこそ存在するのです。

6) 「幸せ」

本当の幸せとは自分だけでなく人のためになることの実感でしょう。利他的行為は人間のみならず、多くの動物でも知られています。先天的4肢欠損の乙武洋匡さんは「障害は不便です。しかし不幸ではありません」という。3重苦のヘレンケラーは「もしこの世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしよう。」という。障害をもって生まれることは、健康化幸せかとは無関係です。不平不満ではなく生まれたことに感謝することで充実した人生を送れます。寺岡弘文氏はここではじめて経済的社会的発言をします。デフレスパイラルの克服には、働く人の所得を減らさないことで、好循環を考えることだといいます。そして幸せのための企業責任として経営者は社員と社会を大事にする経営にしなければといい、企業の社会貢献活動メセナのことを話題にします。そして「儒教と算盤」を著した明治時代の株式会社の祖と言われる渋沢栄一を取り上げています。しかし経営者に道徳を説いても馬の耳に念仏ではないでしょうか。

7) 「愛」

幸せ感を与える報酬回路ホルモン「ドーパミン」、愛や子育てホルモン「オキシトシン」など人の神経の感情回路に影響する物質が脳科学の研究で明らかになってきました。人の最も根源的な愛は、母性愛と性愛でしょう。二つの愛は人間の生殖と繁栄に欠かせない感情です。生きる権利は人間社会では「基本的人権」といいます。生態系では普遍的に「基本的生物権」を寺岡弘文氏は提唱します。これは従来から「生物の多様性」といい、2010年名古屋で生物多様性条約にもとずく議定書の第5回国際会議が開催されました。生態系のことは制御不能でよくわからないことが多いのですが、人間活動が多くの生物種を絶滅に追いやったことは否めないでしょう。寺岡弘文氏はここではじめて政治的発言をします。人間は戦争で最大の環境破壊と殺戮を繰り返してきました。日本は唯一の原爆被爆国です。しかし日本は世界に冠たる戦争放棄の平和憲法を持っています。日本の役割と使命は重大です。我々は「宇宙船地球号」に乗った有限の地球上に存在する稀有な存在かもしれません。環境と教育を最重点にして次の世代に地球を提供しましょう。


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